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【2026年版】長期優良住宅のメリット・デメリット丨認定条件と申請の流れも解説

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【2026年版】長期優良住宅のメリット・デメリット丨認定条件と申請の流れも解説

【2026年版】長期優良住宅のメリット・デメリット丨認定条件と申請の流れも解説

2026/05/29

長期優良住宅は「お得」とよく言われますが、具体的にどんなメリットがあるのか分からない方も多いのではないでしょうか。税制優遇や補助金といった金銭面の魅力はもちろん、快適性や資産価値の高さなど、実は暮らしにも大きな影響があります。本記事では、長期優良住宅のメリット・デメリットをわかりやすく整理し、後悔しないためのポイントまで解説します。

長期優良住宅とは

長期優良住宅とは、国が定めた基準を満たし、長く安心・快適に住み続けられると認定された住宅のことです。耐震性や省エネ性、劣化対策、維持管理のしやすさなど、複数の性能項目をクリアする必要があります。さらに、建てた後も定期的な点検やメンテナンスを前提としている点が特徴です。単に新しい家ではなく「長く価値を保つ家」であることが、この制度の本質です。

長期優良住宅のメリット

長期優良住宅の最大の魅力は、「暮らしの質」と「経済的メリット」の両方を高いレベルで実現できる点にあります。国の基準を満たすことで、耐震性・断熱性・耐久性などの住宅性能が一定以上に確保されるだけでなく、税制優遇や補助金といった金銭的なメリットも受けられます。2026年現在も制度は継続されており、住宅取得を検討している方にとって非常に有利な選択肢の一つです。ここでは、具体的にどのようなメリットがあるのかをわかりやすく解説します。

長期にわたって快適な生活ができる

長期優良住宅は、耐震性・省エネ性・劣化対策といった複数の基準を満たす必要があるため、住宅そのものの性能が高くなります。特に断熱性や気密性に優れた住宅は、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を維持しやすく、年間を通して快適に過ごせます。また、構造や基礎部分の耐久性も高いため、経年劣化による不安が少なく、長期間にわたって安心して住み続けることができます。将来のメンテナンスを見据えた設計も求められるため、「建てて終わり」ではなく「住み続ける前提」で考えられた住まいである点も大きな特徴です。

減税制度を利用できる

長期優良住宅は、一般的な住宅と比べてさまざまな税制優遇が用意されています。住宅取得時や保有中の税負担を軽減できるため、トータルコストを抑えられる点は大きなメリットです。

住宅ローン減税

住宅ローン減税では、年末のローン残高に応じて所得税や住民税が控除されます。長期優良住宅は一般住宅よりも借入限度額の上限が高く設定されており、より大きな控除を受けられる可能性があります。結果として、長期的に見ると数十万円〜数百万円規模での節税につながるケースもあります。

投資型減税

現金購入や自己資金が多い場合には、投資型減税を利用できるケースがあります。これは長期優良住宅の性能向上にかかる費用の一部を所得税から控除できる制度で、ローンを組まない場合でも税制メリットを受けられる点が特徴です。適用期間は2024年1月1日から2025年12月31日までに入居した場合となります。

住宅ローン減税と投資型減税は併用でき ません。

固定資産税

長期優良住宅は、固定資産税の軽減措置が一般住宅よりも長期間適用されます。通常の住宅よりも減税期間が延長されるため、入居後のランニングコストを抑えることができます。毎年支払う税金だからこそ、この差は長期的に大きなメリットとなります。

この特例措置は、2027年3月31日までに新築された住宅が対象です。

不動産取得税

住宅取得時にかかる不動産取得税についても、控除額が優遇されています。結果として課税対象となる金額が下がり、初期費用の負担を軽減することが可能です。

控除額は、2026年3月31日までに新築すると1,300万円となります。

 

登録免許税

登記時に必要となる登録免許税も軽減されます。住宅の所有権保存登記や移転登記の際の税率が優遇されるため、取得時の諸費用を抑えることができます。

税率は、2027年3月31日までに所有権保存の場合は0.1%、所有権移転の場合は0.2%(戸建て)となります。

住宅ローン金利が引き下げられる

長期優良住宅は、金融機関からの評価も高く、住宅ローンの金利優遇を受けられる場合があります。特にフラット35では「フラット35S」といった制度により、一定期間金利が引き下げられる仕組みがあります。これにより、総返済額を大きく抑えることができ、長期的な家計の安定につながります。

地震保険料が割引される

耐震性能が高い長期優良住宅は、地震保険料の割引対象となるケースがあります。耐震等級に応じて保険料が軽減されるため、万が一の備えにかかるコストも抑えられます。日本のように地震リスクの高い国においては、安心と経済性の両面で大きなメリットといえるでしょう。

みらいエコ住宅2026事業の補助金を受けられる

省エネ性能の高い住宅の普及を目的として国が実施している補助金制度が活用できます。長期優良住宅はこれらの対象となることが多く、数十万円〜場合によってはそれ以上の補助を受けられる可能性があります。こうした制度を上手に活用することで、初期費用を抑えつつ高性能な住宅を手に入れることができます。

このように長期優良住宅は、「性能」「快適性」「お金」のすべてをバランスよく満たす住まいです。ただし、これらのメリットを最大限に活かせるかどうかは、設計や施工の質に大きく左右されます。単に認定を取得するだけでなく、本当に性能を発揮できる住まいをつくることが重要です。

長期優良住宅のデメリット・注意点

長期優良住宅は多くのメリットがある一方で、導入前に理解しておきたい注意点もあります。特にコストや手続き、維持管理に関する部分は、事前に把握しておかないと「思っていたより大変だった」と感じることもあります。ただし、これらは正しく理解し、計画的に進めることで十分に対応可能です。ここでは代表的なデメリットと注意点を解説します。

建築コストが高くなりやすい

長期優良住宅は、耐震性や省エネ性、劣化対策などの基準を満たす必要があるため、一般的な住宅に比べて初期コストが高くなる傾向があります。断熱材のグレードや構造の強化、設備仕様の向上などが必要になるためです。ただし、光熱費の削減や税制優遇、メンテナンスコストの低減などを含めた「生涯コスト」で考えると、結果的にお得になるケースも多く、短期的な価格だけで判断しないことが重要です。

申請に費用と時間がかかる

長期優良住宅の認定を受けるためには、設計段階から基準を満たす必要があり、行政への申請手続きも発生します。そのため、通常の住宅よりも設計期間が長くなり、申請費用も別途かかります。また、申請内容に不備があると再提出が必要になることもあり、スケジュールに影響が出る可能性もあります。スムーズに進めるためには、制度に精通した施工会社を選ぶことが重要です。

メンテナンスに関する記録を残す必要がある

長期優良住宅は「長く良好な状態を保つ」ことが前提のため、定期的な点検やメンテナンスが求められます。さらに、その実施内容を記録として残しておく必要があります。これにより住宅の状態を適切に管理でき、将来的な資産価値の維持にもつながりますが、手間に感じる方もいるかもしれません。ただし、この仕組みは長期的な安心につながる重要なポイントでもあります。

長期優良住宅の認定基準10項目

長期優良住宅として認定されるためには、国が定めた複数の基準を満たす必要があります。これらは単なる性能の高さだけでなく、「長く安心して住み続けられるか」という視点で構成されているのが特徴です。つまり、耐久性・安全性・快適性・将来性のすべてをバランスよく備えた住宅であることが求められます。ここでは、代表的な10項目についてわかりやすく解説します。

1:劣化対策

構造躯体が長期間にわたって使用できるよう、劣化しにくい設計や仕様が求められます。
構造の種類に応じた基準が存在し、新築や既存住宅に共通の基準として、劣化対策等級(構造躯体等)の等級3が必要です。また、木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート造といった種類に応じた構造基準を満たす必要があります。

2:耐震性

 地震に対する強さも重要な基準の一つです。木造住宅では、原則として耐震等級3相当の耐震性能が求められ、大地震時でも倒壊しにくい構造が必要です。日本においては、安心して暮らすための最も重要な要素の一つといえます。

3:省エネルギー性

断熱性能や設備性能を高めることで、エネルギー消費を抑える住宅であることが求められます。具体的には断熱性能等級5、かつ一次エネルギー消費量等級6を満たす必要があり、快適性と光熱費削減の両立につながります。

こちらの記事では、省エネ基準適合住宅ついて解説しています。
認定基準や補助金についても取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

4:維持管理・更新の容易性

配管や設備の点検・交換がしやすい構造であることも条件です。将来的なリフォームや修繕を見据え、壁や床を壊さずにメンテナンスできる設計が求められます。これにより、維持コストや手間を抑えることが可能になります。

5:可変性※共同住宅のみ

ライフスタイルの変化に応じて間取りを変更できる柔軟性が求められます。家族構成の変化や用途変更にも対応しやすい設計であることが評価されます。 躯体の天井高2,650mm以上が求められます。

6:バリアフリー性※共同住宅のみ

将来的な高齢化を見据え、段差の少ない設計や移動のしやすさなどが求められます。共用廊下に必要なスペースが確保されており、高齢者等配慮対策等級3(共用部分)が必要です。

7:居住環境

周辺環境との調和や、地域の景観・街並みに配慮した設計が求められます。また、地区計画や景観条例などのルールに適合していることも重要なポイントです。

8:住戸面積

一定以上の居住面積を確保することも条件です。狭すぎる住宅ではなく、長期的に快適に暮らせる広さが求められます。一戸建て住宅では、75㎡以上、かつ少なくとも1つの階の床面積が40㎡以上であることが基準です。さらに、少なくとも1つの階の床面積が階段部分を除いて40m2以上なければなりません。

9:維持保全計画

将来の住宅の状態を見越して、点検やメンテナンスの計画をあらかじめ立てておく必要があります。定期的な点検時期や補修内容を明確にすることで、住宅の性能を長く維持することができます。

10:災害配慮

自然災害に対する配慮も重要です。立地条件に応じて、浸水や土砂災害などのリスクを考慮した計画が求められます。安全に長く住み続けるための重要な視点です。

 

これらの基準は一見するとハードルが高く感じられるかもしれませんが、「長く価値が続く家」を実現するための重要な指標でもあります。単に認定を取得することが目的ではなく、これらの基準をどれだけ高いレベルで実現できるかが、住まいの質を大きく左右します。

長期優良住宅の認定手続きの流れ

長期優良住宅の認定は、専門的な知識が必要となるため、実際の申請手続きは施工業者や設計事務所が行うのが一般的です。ただし、どのような流れで進むのかを事前に理解しておくことで、スケジュールや費用の見通しが立てやすくなります。ここでは、申請から完成後までの基本的な流れを解説します。

1:必要書類を準備する

まずは、長期優良住宅の基準を満たしていることを証明するための設計図書や計算書類を準備します。具体的には、構造計算書や省エネ性能を示す資料、維持保全計画書などが必要です。これらは設計段階から基準に適合している必要があるため、長期優良住宅に対応した設計が前提となります。

2:登録住宅性能評価機関に申請する

準備した書類をもとに、第三者機関である登録住宅性能評価機関へ申請を行います。ここでは、設計内容が長期優良住宅の基準を満たしているかどうかの審査が行われます。問題がなければ「適合証」が発行され、次のステップに進みます。

3:所轄行政庁に申請する

評価機関での審査を通過した後、所轄の行政庁へ認定申請を行います。提出書類と適合証をもとに最終的な確認が行われ、基準を満たしていると判断されれば「長期優良住宅認定通知書」が交付されます。これにより正式に認定住宅として扱われます。

4:工事完了報告を行う

住宅の建築が完了した後は、計画通りに施工されているかを確認し、行政庁へ工事完了報告を行います。設計と実際の建物に差異がないかをチェックする重要な工程であり、この報告により、認定内容に沿って工事が行われたことを確認します。

5:定期メンテナンスを行い記録する

長期優良住宅は、建てた後の維持管理が前提となっている制度です。そのため、定期的な点検やメンテナンスを実施し、その内容を記録として残していく必要があります。この記録は、住宅の性能を維持するだけでなく、将来的な資産価値を守るうえでも重要な役割を果たします。

 

このように、長期優良住宅の認定は複数のステップを踏んで進められますが、基本的には施工会社が主導して進めていきます。そのため、スムーズに取得するためには、制度に精通し実績のある会社を選ぶことが大切です。

まとめ

長期優良住宅は、税制優遇や補助金といった金銭的メリットだけでなく、快適性や資産価値の高さまで実現できる住まいです。一方で、コストや手続きといった注意点もあるため、「正しく理解し、適切に活用すること」が重要になります。特に、その性能を本当に発揮できるかどうかは、設計や施工を担う会社の技術力に大きく左右されます。後悔しない家づくりのためにも、まずは自分たちに合った選択かを整理することが大切です。ケイムプランでは、長期優良住宅を含めた最適な住まいづくりをご提案しています。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

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