これからの家づくりは今まで家に求められていた希望がガラッと変わるかもしれない話

2021/09/05

　新型コロナウイルスの感染拡大の影響でいわゆる「おうち時間」が圧倒的に増えました。都会ほどではないとは思いますが、愛知県でも在宅勤務をされている方もおられます。また、日中はオンラインを使用した社内会議であったり、夜はオンラインで座談会など今までの日常生活ではあまり起こらなかった非日常が日常になりつつあります。

　こんにちは、おはようございます、こんばんは、一宮市の工務店KM PLAN-ケイムプラン-の堀野です。僕自身オンラインでお仕事も今日も行います。遠くの方との打ち合わせ、近くの方でもオンラインによる打ち合わせの可能性がどんどん広がっていくのではないでしょうか？

しかし、お家ではどうでしょうか？僕も行うのはお店でオンライン打ち合わせ行っています。相手もお店でしているか、家族と打ち合わせしているのでお家にいる方でもそこにいる家族が参加しているので、成り立っていることは必然です。

なので問題点も浮き彫りになってきました。

1.　家族が寝静まってからでは大きな声で話せるような家の間取りがいる。

2.　1人が話していると基本的に他の人は聞き役であり、聞いている間は暇でゲームをしている。

3.　帰宅したお父さんの姿に一喜一憂してくれる子供たちとの時間を大切にしてあげたい。

4.　家族との時間を十分にとってあげられてないのに家に帰ってまで自分のだけの時間を費やす罪悪感。

と、こんなところでしょうか、僕なりの経験によるものですが、やっぱりリアルのがいいって思ってしまいます。

コロナが落ち着いたらといっても、生活様式がなかなか戻っていかないのではと思います。そう便利なとこは便利なのです。

僕が何をお伝えしたいかというと、新型コロナウイルスの影響でおうち時間が増え、家での過ごし方が変わりつつあるということ、いや、もう変わっているかもしれない…家での過ごし方、暮らしが変わるということは、家づくりの間取りやデザインの概念も変わるということ。今まで求められていた間取りやデザインと、これから求められる間取りやデザインは必ず一緒というわけにはいかないだろうなと思っています。

　新型コロナウイルスの影響で日々の生活も大きく変わり、日々の生活に様々な影響を及ぼしていると考えています。

・外出先から自宅に戻ると玄関先で着ている洋服やバックに殺菌スプレーをする

・帰宅するなり、うがい手洗いの実施と入浴

・マスクのストックを置く場所の確保（テッシュなどのストック置き場）

・自宅で仕事をする場合の1人になれるスペース

・家で体を動かせるスペース

・YouTube、Netflixなどを少しでも大きな画面で見られる環境

その他も思いついてくるかも…

今までの家づくりでは、家族団欒が大きなテーマだったんですけど、朝いつものようにモーニング、親は学校に出かけ、子供は学校に、家に帰ると夕飯をみんなで食べて食後はリビングで寛ぐ…そんなことが今までの幸せで豊かな時間だったかもしれません。しかしこれからはそれに加えワークスペース、スタディスペースが必要になってくるご家族も少なくないはずです。また、帰宅後すぐの行動…

今回の新型コロナウイルスの影響で新しく生まれた概念を否定するのではなく、新たな概念と共存するという考え方も大事だなと考えています。昔の賢人に「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるのではない。唯一生き延びることができるのは、変化できるものである。」という言葉があります。この言葉通りで、世の中は出来上がっていると思います。

暮らし方やライススタイルの変化だけではなく、ONとOFFの境目も無くなってくるかもです。生き残るためにはこの境界線は不要なのではないかなと思って、今日も行動しています。

まっ社長になったから頑張っているのではなくて、そうじゃなくても動き回っているので選ばれていると思っているスタイルはずっと一緒です。

変化のない毎日なんて、退屈だろっ！

「いつも楽しく」を常々思って生活しています。